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2020/07/23 14:09

新着レビュー:アクアティカ Aquatica Cosmodrome Games



自分の手番では、手札のカードを1枚だけ使用して進める。
似たようなゲームでは、マックゲルツ氏の作品のコンコルディアがある。
手札の中に自身がやれることの選択肢があり、選んだ1枚のカードの効果を使用できるということから、自分の中で使う手札の順番を考えて進めていくことで、どのように進めていくかの楽しさがあるのだ。
しかし、このゲームの面白さはそれだけではない。
手札のカードから1枚使って、その効果を処理するというシンプルな流れであるが、このゲームでは、手札のカードの効果の処理に加え、自身のボードにあるカードや手元のマンタ(ボーナスを与えるチップのようなもの)を使用して手番を有利に進めても良いのだ。
つまり、自分の手札にあるカードの組み合わせだけでなく、そのカードの効果を最大限に活かして使えるようにするかのコンボを考える楽しさもあるのだ。
そのコンボを駆使し、新たなカードの獲得や、目的の達成がうまく進むととても爽快感がある。

そして、勝利点が高いプレイヤーが勝利になるのだが、このゲームはレースゲームの側面もある。
ゲーム毎に決められた4つの目的には、1つずつに達成する順番に応じて点数が入る。
このそれぞれの目的をいかに早く達成するかの駆け引きにレースの要素があり、全ての目的を達成することはゲームを終了させられる条件にも関係してくる。
ゲームを終了させるフラグを切ることにより、他のプレイヤーはあと1手番しかできないが、フラグを切ったプレイヤーは更にもう1手番できるため、自分が目指した形まで手番を行なってゲームを終了させられる可能性が高い。
つまり、カードによるコンボや手札のカードを増やして手札を構築していくのがメインのシステムなのだが、やることはレースゲームの要素が強いのだ。 いかに4つの目的を意識し、何をやるのか、どうコンボを組めるようにすればそれが早く進められるかを考えるのがこのゲームの醍醐味となる。

ルール説明を入れ、90分。ルール説明が不要であれば60分で終わるが、充実したプレイ感のあるゲーマー向けのゲーム。
カード効果もシンプルなものが多く、あまりゲームをやったことのない人にもオススメだ。